妻には言えない…。大好きだった従姉妹のつばさ姉ちゃんと帰省で10年ぶりの再会。 初恋同士、既婚同士の2人が時間を忘れ愛し合った背徳の3日間。 天海つばさ【ipx00468】
お互い気持ちが同じくらいな関係の2人を、ドラマで描くのは意外に難しい。学生時代の初々しい関係や、若いカップルのイチャラブものであれば如何様にも描けるが、「あれから2人とも大人になった」ような2人の関係を、セックスを絡めながらどう調理するのだろうかと期待しつつ視聴。
結論から書けば、やっぱり難しいよねという思いと、視聴する側が結びをどこと捉えるか(起承転結のドラマ物として観るのか、序破急の作品として観るのか)で視聴感がかなり変わるということ。
プロローグ(大晦日)
10年ぶりに再会するいとこ同士。この冬はまだ雪が降らないのよ、とお祖母ちゃん。
起もしくは序(元旦)
初雪が降る。初恋、初キスの相手。当時つばささん大学生、ハジメくん高校生。あの時も、雪が降っていた。
恋心が再燃。どちらからともなくキス。夜、炬燵で求めあう2人。その後、2人でお風呂。
承もしくは破(姫始め)
つばささん、旦那と別れるか悩み中。寂しさも手伝ってつばささんから求める。
このプレイはベッドでの絡みだが、お布団必要だったのか…最初の炬燵の絡みでは、脚が絡み合う、手マンをする、フェラをするなど、場面場面が接写されることで密着感、息遣いなどを楽しめた。ただ、ここも布団の中でのプレイとしたことで、似たような絵面が続く形に。
これは好み?の問題なのでしょうが、私はぶつ切りの女優さんのパーツや抜差しなどではなく、女優さんをまるっと、あるいは表情を見たいので、さすがに連続して似たような構図が続いた意図が不明。
転もしくは急(3日早朝)
翌朝、離婚を決意したつばささんが「もっと中に出して欲しい」セックスを求める。プレイ面では本作のクライマックス。濃厚プレイ。
つばささんのありがとう、でプレイ終了。雪が降る中の、初キスのシーンを回想する映像の後、ベッドでつばさん微笑む。
結もしくはエピローグ(1月3日)
ハジメ君、妻の実家へ。玄関(初キスの場所)で、つばささん「奥さんと、仲良くね」。雪が降り始める。エンドクレジット。
序破急(+エピローグ)として観るなら、最後のプレイの充実度もあり十分に楽しめる作品。私は起承転結を期待していたので、着地が強引というか、作品とドラマとしての両立がイマイチ上手く纏まりきらなかったかなと残念な思い。
いつか、「ヒロイン」がエンディングでハマるような作品を期待しています。
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